
「横浜三塔」の1つとして数えられる【横浜市開港記念会館】は別名「ジャック」と呼ばれています。
横浜市開港記念会館が建てられる前は「横浜町会所」がありました。町会所を建てる以前ただの寒漁港だった横浜は、開港されたことで貿易が盛んになり関東一の国際貿易港になりました。そのため町会所の設立も早かったそうです。町会所の建物は西洋文化の入ってきた時代らしい時計塔が目印の壮大な洋館でした。現在の一般的な住宅が30~40坪と言われているので、230坪くらいのこの横浜町会所は約6倍の大きさ。
今でも史跡として町会所の説明書きと当時の写真が横浜市開港記念会館の外にあります。この町会所を背景にした錦絵などもありますが、それも素敵で実物が見たかったなああと残念に思いました。「時計台」の愛称で親しまれた町会所でしたが、老朽化のため修復工事をすることになっていたところ焼失してしまったそうで、その後横浜開港50周年記念に会館の再興が計画され、大正6年に竣工したそうです。
外観は東京駅と同じく赤レンガに白い石でラインを引いてある”辰野式フリークラシック”。遠くに居ても目を引くデザインですよね~。
それでは、館内へ。
特別公開日は毎月15日で、その日は講堂、第一会議室を見学できます。それ以外の日も2階など見学できる場所がありガイドさんに案内していただきました~。
階段にある大きな窓。デザインが素敵です。
階段を上がってすぐ、二階講堂への入り口があります。ちなみに15日以外でも講堂など使用されていなければ見学できるそうですが、この日は使用されていたので見ることが出来ませんでした…残念。
開港記念会館で一番のスポット、ステンドグラス!これは思わず目を輝かせてしまいました!
この左右のステンドグラスのデザイン、西洋風ではなくまさかの日本。開港当時の様子を描いたものだそうでよく見ると駕籠に乗っているのは外国人の方だったっりその時代ならではのデザインになっていてとても面白いです。ある意味和洋折衷なステンドグラスですね。
この流れで船のデザイン。見当がつく方も多いかもしれません。ペリー来航の黒船です。旗がアメリカ。黒船の元に数人乗った小さな船があり、どれほど大きかったのかもわかります。
まとめ
横浜市開港記念会館は建物のステンドグラスはどれも壮大で圧倒されてします。一枚一枚ステンドグラスには物語があり、想像を掻き立てられるものでした。
横浜市開港記念会館は感動的なステンドグラスで日本の、横浜の歴史を感じることのできる素敵な場所です。
横浜市開港記念会館MAP
- 入館料 :無料
- 開館時間:10時~16時
- 休館日 :第4月曜(祝日・休日の場合翌日休み)、年末年始