川越蔵造り資料館

蔵造りの町並みの通り、『時の鐘』の近くにある【川越市蔵造り資料館】は煙草の商いをしていた「小山文造」さんが建てた建物です。『万文』という屋号で煙草卸商をしていましたが、当時川越の中でも有数の豪商だったそうです。

そんな蔵造りの商家の敷地内を見学できるのがこちらの資料館。当時の貴重な建物を見学することができるので川越に観光に行く際にはぜひ寄ってほしい場所の1つです。

※2020年5月26日現在耐震化事業中につき休館中です。

蔵が並ぶ敷地内

資料館の敷地へ入ると右側には蔵が並び、左側に手入れのされた木々が並びます。

蔵

敷地内ですからね~、これ。この蔵で資料が展示されています。すごく立派。

蔵では万文ゆかりの煙草関係のものから町の火消し道具なども飾られていました。火消しの『龍吐水』と呼ばれる手動型のポンプやところてんを押し出す『天突き』のような見た目の『水鉄砲』で水を出し、鳥のくちばしのような先端の『鳶口』で建具や木材を除去していたようで、この頃もまだ消火活動は期待できるものではないのだなあと改めて実感。

龍吐水 町火消

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真剣にこの頃の火事について考えたけど、火消しの半纏着た人の姿を想像したらかっこよくて胸アツだったことはわかった…

蔵造りの町並みが形成されるようになったのは明治26年にあった大火が起こった時、伝統的な工法の蔵造り建物は焼け残ったそうで防火対策として蔵造りの建物が採用されたようです。

江戸の商家って信心深くて神社へもよくお参りに行っていたり自宅に小さな神社を作っているイメージがあるんですけど、ここにも敷地内にありました。明治期でも商家の敷地内に作られているんですね~。

商家 敷地内のミニ神社

蔵の並びに観音扉の重厚な感じの蔵が1つあり、その隣には鬼瓦そして鬼瓦の後ろに井戸。画像からもわかるように鬼瓦は人の目線で見れる高さにあるのでじっくりいろんな角度から見れます。観音扉の蔵も、鬼瓦もホント立派です。

奥から見た資料館全体も素敵です。日本伝統の造りはベースですが、敷地の周りは煉瓦で覆われていたり西洋文化の入ってきたこの時代の背景がみえてニヤニヤしました。いいな~この和と洋が混ざってる感じ!

室内

それでは、室内へ参りましょう~。蔵が見える室内。1階はTHE・日本家屋ですね~。

狭くて急な階段を上がった先2階も一般的な和風建築ですよね。初めて見学した時はこの狭めの廊下に興奮した私です。縁側もそうですが、こうした外とつながる形の廊下とかって何かが始まりそうなわくわく感があるんですよね~~。着物姿で縁側や廊下の窓辺にある手すりに片膝乗せて月を眺める姿とか…絵になりません!?(大興奮)

階段上ると扉はありません。階段の横に障子窓があるのが面白いんですよね~。左から2番目の画像奥、見えづらいんですけど階段が洋風な飾りでモダンです。

どの辺が蔵造り家なん?蔵造りを取り入れているのがわかるのはお店側。

部屋の窓の外は蔵で見たような重圧な観音扉。通りに面した店側部分を蔵造りにすることで他から燃え移るのを防ぐ効果と共に、装飾的な要素も兼ね備えていたそうです。蔵造りの店舗『店蔵』って確かに、より品のある店構えに見えるし素敵ですよね。

まとめ

明治期の色が残る蔵造り資料館は、蔵の中の資料を合わせ思わず当時の想像を掻き立てられる建物です。ちなみにこの画像はだいぶ昔のものなので多少変わっているとこともあるかもしれませんが、また見学しに行ったら新しいものを追加・変更しますね~。

川越市蔵造り資料館

川越市蔵造り資料館

  • 入館料 :¥100 大学・高校生¥50 中学以下¥無料
  • 開館時間:9時~17時
  • 休館日 :月曜/第4金曜/年末年始

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