
ここ伊豆の天城湯ヶ島温泉・吉奈温泉で約400年続く老舗旅館をリニューアルしたのが「東府やResort&Spa-Izu」です。
「子宝の湯」として有名な温泉があり、蔵を使用した露天風呂付きスイートルームや大正時代社交場として建てられた和洋折衷の2階建て建築を使用したカフェなど歴史と自然を楽しむことができるリゾート地です。
東府や
玄関棟
宿泊のチェックインをする際、まず訪れることになるのは「玄関棟」です。宿泊者用の駐車場に一番近い建物になります。
玄関から入って右奥にある上の画像のソファに座って部屋や食事、施設についてなどの説明を受けました。モダンで高級感あふれる玄関棟内です。
玄関棟に貸切露天風呂「子宝の湯」と男女入れ替え制の露天風呂「行基の湯」があります。
東府や歴史館
玄関棟右奥にあるロビーの奥にみえるのが「東府や歴史館」の建物です。
ドアを開けるともう一枚ガラス窓で仕切られていました。そしてその手前には部屋の奥まで続く廊下。
部屋の中には囲炉裏があり、とても日本らしさのある室内です。
この欄間の装飾がシンプルだけど素敵でした~。
「東府や歴史館」を出て玄関へ戻る際に見える庭がまた良い味出してます。
この庭に「子宝の湯」の由来である「お万の方」が腰掛けた石があります。「お万の方」とは徳川家康から寵愛を受けた側室のひとりであり、家康の子を切願したびたび吉奈温泉へやってきて湯に浸かり、子宝祈願に「善名寺」に行っていたそうです。「お万の方」は二人の男子を授かりました。吉奈温泉が「子宝の湯」として有名になっていったのもこの「お万の方」の出来事からだろうです。
香風橋
玄関棟と本館の間に掛かる渡り廊下があります。こちらから眺める景色がまた風情があります。昼間も良いですが、夕方頃がまた良いです。
本館の通り
香風橋を渡ると本館に入ります。玄関棟、本館、西館は繋がっており、西館に行くためには本館を通る必要があるのですが、その際通る道沿いに「蔵の間」があります。
蔵の間いいな~と思いながらとりあえず外観だけでもと、通るたびにこの辺の写真撮りました…。へへっ。
西館「楓の間」
西館にある「楓の間」に宿泊しました。西館の2階にあります。
2人で泊まるには十分な広さ。室内はさすが上品な造りでした。
西館には貸切露天風呂の「伴の湯」と露天風呂「河鹿の湯」があります。
夕食や朝食は別館の「懐石茶や水音」でいただきました。
東府やの散策
東府やの露天風呂付きスイートルームは蔵になっていて、宿泊者のラウンジ兼喫茶の「大正館芳泉」の左右にそれぞれ独立した形で建っています。
西館から歩いて「大正館芳泉」が見えてきたらその右側の道に進むと1か所目の「ヴィラスイート」。
「大正館芳泉」をそのまま道なりに進むと見えてくるのがもう1か所の「ヴィラスイート」です。
トップの画像が下と同じヴィラスイートの場所ですが、時間によって全然違う雰囲気です。
「大正館芳泉」は名前のごとく大正時代の雰囲気を味わえる建物です。別で記載しているのでよければこちらからご覧ください。
大正館左側の道を進んでいき、「み登里の橋」を渡ると、Bakery&Table「足湯テラス」があります。こちらでカフェとしてゆっくりも過ごせますし、パンのテイクアウトも出来ます。
また、真逆の玄関棟先に豆腐料理の「とうふ伊豆庵」がオープンしました。
「大正館芳泉」に行く前に通ってくる大正時代に建てられた「芳泉橋」の辺りに置いてある車がまたオシャレでとてもカワイイ。時代を感じる素敵な車です。
この芳泉橋を渡って西館の方へ帰るとこんな感じ。
左側が西館で2階渡り廊下を渡って右側の本館に繋がっています。
まとめ
東府やの敷地内は自然豊かで歩いているだけでもゆったりとした気持ちになりました。また、建物の造りが面白い。本館の「蔵の間」あたりは何度歩いてもワクワクしました。他、本館から西館は2階部分で繋がっていたり、以前の建物をベースにしているんだろうなというのがわかる随所みられとても興味深かったです。
温泉に、自然に、歴史にと様々なことを東府や内で楽しむことができます。両親へのプレゼントなどにはうってつけだと思いました。