
”秩父銘仙”とは大正から昭和初期にかけて人気だった織物です。そして、織物工場が製品取引をするための建物が「秩父銘仙出張所」。
「泰山堂カフェ」は、昭和初期に建てられた「秩父銘仙出張所」だった建物を使った昭和モダンなカフェです。
オトナの隠れ家
7歳未満のお子様の入店やパソコンの持ち込み、勉強はできません。静かに音楽が流れ、紅茶やコーヒーを飲みながら少し本を読むのが似合う、そんなオトナ向けのカフェ。そんな贅沢な時間を過ごすことに憧れを抱いている人もいるのではないでしょうか。
この建物の良さを引き立てているグリーンのレトロモダンな扉。少しドキドキしながら扉を開けました。
中へ入ると木造建築の建物に合った木製のテーブルやイスが並び、シンプルで落ち着いた空間。
隅っこが好きなので、一番端の2人掛けテーブル席に座りました。玄関から一番近いこの席からは店内を見渡すのにも最適な場所です。
ブラックボードのメニューにも大きく書かれている「ヌガーグラッセ」と紅茶をセットでいただきました。
「ハチドリのひとしずく」というオーガニック珈琲も気になったのですが、紅茶の種類も多く悩んだ末紅茶に。何度も通いたくなるメニューです。
こちらが「ヌガーグラッセ」と紅茶。
カップに入っている紅茶が少ないのは、ティーポット付きで自分で淹れたためです。2杯分はあるのでゆったりと楽しめました。
「ヌガーグラッセ」はナッツやドライフルーツの入った冷たくしたムースのようなフランスのデザートです。ケーキのような見た目ですが、どうやら氷菓子みたいです。
同じくナッツやドライフルーツをいれたソフトキャンディの1種である「ヌガー」が大好きで、ブラックボードに書かれていた説明文を見た時は名前に「ヌガー」が付くくらいなのでそんなイメージだったんですけど、全然違いました。
ソフトキャンディの弾力とは正反対に、ふわっと軽く口に入れると溶けます。メレンゲと生クリームで出来ているためなめらかでクリーミー、そしてナッツとドライフルーツの食感がアクセントになりとても楽しい。食べきるのが惜しくなるほど美味しかったです。
このノスタルジックな雰囲気の中、”自分だけの時間”を楽しみながら食べる「ヌガーグラッセ」はより一層美味しく感じたのかもしれません。
まとめ
オトナの空間が楽しめる「泰山堂カフェ」は静かにゆったり過ごしたい時にオススメのカフェです。ただ営業時間は短いので、行く際はご注意ください。
近所に会ったら通いたいほど落ち着いていて素敵。建物の雰囲気も、デザートも紅茶も大満足のカフェでした。
泰山堂カフェMAP
【泰山堂カフェ】
- 営業時間:13時~17時(L.O.16時30分)
- 定休日 :火曜/水曜