
「大正の館」は大正村資料館(銀行蔵)と隣接しており、銀行蔵と繋がっています。この大正の館は明治末期に建てられた橋本邸跡です。米穀商を営んでいたが、のちに医院を開業したそうで、館内は当時裕福な家庭であったことが感じられます。
この銀行蔵の左に見える木造建築が大正の館です。
大正の館は、正面からは入れません。資料館の方から入っていき、大正館の館の裏側から館内の見学が出来ます。最初に見えるのが上の画像のようなこんな感じ。
奥に大正の館、左に倉庫みたいな場所があります。
この倉庫みたいな場所には小さめな井戸がありました。手押し井戸ポンプが付いていて味があります。その奥には昔の放水ポンプも。
住宅は反対側から見るとしっかりしていて現在でも見るような佇まいです。田舎のおばあちゃん家とかこんなイメージ。
館内には、小さな渡り廊下があったりその下は低めに作られていたり面白いです。こちらは見学は自由にどうぞ~な感じでスタッフさんがいなかったのですが、この建物の造り誰か教えて~!と思う場所結構あります。
廊下の奥は小さな庭があったり、素敵な造り。もう玄関辺りですでに心躍る建物です。
ちゃんと縁側もありました。これぞ日本な風景です。
台所はシンプル。窯がレンガ造りで洋風~。
玄関から中に入ると土間が続いています。
天井見たら吹き抜け。建物の造りがよく見えます。
土間から左側を見てみると細い廊下があってときめきました。はうっ
「銘仙」が展示してあります。ここ明智町は生糸の生産地として栄えていたそうなので、銘仙が飾られているのはそういうことからですね。何とも言えない魅力があります。レトロモダンで素敵。
土間を奥に進むと階段があります。えっここから!?っていう場所にあります。ここもまたワクワクしたポイント。
階段前のタンスをよく見てみると、引き出しの上部にそれぞれ蝶番が付いてました。引っ張るんじゃなくて、手前に上げるんですね。初めてみる形に中を見て見たかったけど、流石に展示品を触るのは良くないと思ったので中はわかりません。一体どんな風になっているんだろう…そして使い道が知りたい。
階段とは反対側を向くと、お店の部分が見れます。帳場机とか、電話室とかがあって大興奮。電話室なんて明治大正好きならテンション上がりませんか。実際ここに置いてあったのかな。畳に電話室て。なにその組み合わせ高まるわ。
この画像を見るとお分かりかと思いますが、そう、土間から見学できるだけじゃない!お部屋に上がれます。ふぉぅっ
この電話室がある場所の前には人力車があります。お店の玄関口広い。
お客さん側からみるとこんな感じなんですね~。この中央部分「二階には上れません」という札のある通り急な階段があるんです。この、空間!にあるんですよ!(大興奮)
ちなみに、お客さんの玄関側から通ってきた道を見るとこんな感じ。L字型に土間が続いているんですね~。
今度は、お店側として帳場机から玄関を見てみます。お店には自然の光がとても入ってきます。
![]() |
![]() |
別の角度から帳場机やそこから見える階段を撮影したり。階段には扉が付いていました。やっぱり有効活用しているんですね~。は~、萌える。
庭の緑が見えてより上品で素敵なお部屋に見えます。庭って大事ですよね、落ち着く空間です。
廊下に出てみるとこれまた造りが面白い~~。日本家屋最高。
日本らしさの出ている廊下。
米穀商から医院を開業したと聞いていましたが、展示は商家のものでした。医院はこちらでやっていたわけではないのかな?なんにせよ建物も家具なども当時らしさを感じる面白いスポットです。
大正村を訪れたなら、ぜひ寄ってほしい建物です。