
明治村は広大な敷地に明治時代をメインとした建物が並ぶテーマパークです。
1丁目から5丁目まであるうち今回は【3丁目】の建物についてご紹介していこうと思います。
公式サイトの3丁目マップがとても分かり易いです。また、明治村全体の地図も見ることが出来ます。
もくじ
3丁目の歴史的建造物
3丁目では明治時代末期に製造された「京都市電」と言われる市内を走る1車両の小さな電車が走っており、実際に乗ることが出来ます。
2丁目と3丁目の間に「京都七条駅」があり、そこから菅島燈台附属官舎の辺りにある「品川燈台駅」まで行くことが出来ます。
菅島燈台附属官舎(重要文化財)
明治6年、三重県に建てられたもの。イギリス人によって燈台が設計され、それを管理するのも外国人だったため官舎も洋式住宅になっているそうです。
中では当時使用されていたものの展示をしています。
品川燈台(重要文化財)
慶応2年、日本にやってくる外国船のために燈台や航路標識を設けることになりました。こちらは明治3年、フランス人によって品川に建てられたもの。
この辺りから入鹿池がキレイに見えます。
茶室「亦楽庵(えきらくあん)」
明治10年、京都の医学・漢学者の福井恒斎の自宅の庭に建てられた茶室。屋根の部分は二重になっていました。
西園寺公望別邸「坐漁荘」(重要文化財)
西園寺公望別邸「坐漁荘」(さいおんじきんもちべってい「ざぎょそう」)は大正9年、静岡県清水港近くに建てた数寄屋造りの2階建て。料理屋や旅館にも見える造りですねー。
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幸田露伴住宅「蝸牛庵」
尾崎紅葉と共に明治時代に活躍した小説家の幸田露伴が、10年住んだと言われる東京都の東向島にあった建物。明治初年に建てられています。周辺には江戸時代からの豪商の別邸や大名屋敷が多く、こちらもその雰囲気が残っているそうです。
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芝川又右衛門邸
明治44年、大阪の商人芝川又右衛門の別邸として、兵庫県西宮市に建てらた和洋折衷の建物。和の中に洋をあしらった造りだったものの、関東大震災後外壁をスパニッシュ様式にしたそう。スパニッシュ様式は関西を中心に流行していたんですね~。
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北里研究所本館・医学館
大正4年、東京都の白金に建てられた研究所。この研究所を建てた北里柴三郎はドイツで細菌学を研究しており、建物もドイツバロック風を基調にしているそうです。
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長崎居留地二十五番館
明治22年、長崎県の南山手町に居留地として建てられたものの1つ。階段を上った先に建物がありますが、当初も高台にあったそうです。
神戸山手西洋人住居
明治20年頃、神戸市に外国人の住居として建てられたもの木造2階建て。長崎居留地と同じく外観は細い柱を建てており、爽やかな感じがしました。
この近くには東屋のような「宗教大学車寄」があります。宗教大学は明治末期の特色ある洋風建築だったそうですが、この車寄も洋風で素敵です。
3丁目の食事処・お土産処
3丁目の食事できる場所は1か所です。
・めん処「なごや庵」は「京都市電」の停車する七条駅付近にあります。名古屋のグルメが楽しめるお店です。麺だけでなく味噌カツ丼などもあります。
このエリアにお土産処はありません。
3丁目の乗り物
京都市電が通っています。停車位置は1か所です。
京都市電 | ・品川燈台駅 |
時刻表は公式サイトで確認してください。