旧弘前市立図書館

図書館というものが好きである。特に海外の図書館っといったらもう…なんであんなときめきの宝庫なんでしょう。今回は西洋の図書館ではないけれど木造三階建ての洋風建築である【旧弘前市立図書館】をご紹介します。

まるで洋風のアパート

古川氏所有アパート玄関

玄関のつくりが洋風なアパートへ訪れたような雰囲気で、ニヤついて撮った記憶。右側にみえる”事務室”が管理人室であるかのようにみえたわけです。図書館として建てられてはいるものの、実際”古川氏所有アパート”として使われていた時期があったそうです。当時人気があったようで、入居するのにも大変だったようですが私もこの時代にここにいたら入居希望だわ。

また、一階には『把夢畝』という喫茶店があったそうで、最高に素敵な時代だったことであろうと思いました。

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アパートから出なくても幸せである。

光が差し込むたくさんの窓

【旧弘前市立図書館】の特徴の一つでもあるたくさんの窓。どの部屋や廊下を歩いていても窓から光が差し込んできて明るいです。

図書館という観点からすると、広さもそうですが、光が差し込む場所が多いので本が日焼けしてしまうのではないか…とも思ったりもしますが、そもそもここを造ったのは市ではないんですよね。日露戦争のころ請負工事によって大きな利益を得た工事事業者の堀江佐吉など五人がその一部を還元しようと考えていた折、図書館が日露戦争のため兵舎に使われ別の場所を借りて開いている話を耳したようで、そこから図書館を建設し市に寄贈しよう、となったそうです。はじめは木造二階建ての二十坪ほどで考えていたそうですが、設計を任されていた堀江佐吉が第五十九銀行本店本館を完成させた直後であり、どうせなら後世に残るものを造りたいと斉藤主に相談し、その二人が追加予算を負担して造られたのがこの図書館です。現在は木造三階建ての七十九坪ほど。かなりの設計変更だったことに驚きました。還元したいと寄付する気持ちも素晴らしいですが、職人魂には脱帽です。

この図書館が造られた背景を知って感動したのは言うまでもなく。当初の場所から移され復原されてはいますが、後世にずっと残ってほしいです。

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くぅ~、胸アツ…!

明治の時代を感じる部屋

婦人観覧室

一階奥、八角形ドームの部屋。椅子や机ももちろん時代を感じるポイントではありますが、一番はこの部屋の名前です。『婦人閲覧室』といいます。児童用や学生用の閲覧室は現在もありますが、この時代婦人用の閲覧室があったんですね。明治といえばまだ男女で差もあったでしょうし時代背景を考えると婦人用の閲覧室があることはなんとなくわからなくはないですけど、実際のところどういった理由なのかちょっと気になる。二階にある普通閲覧室より小さめの部屋ではあるものの、図書室の横に位置しますし、一階という利便性を考えて、女性への配慮だといいな。

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それにしても机の向きはなぜ対面…?

すてきな予感のする光景

出入口すぐの階段は上っていく間ワクワクしました。建物の造りや窓からの光が、なにか素敵な出来事を起こしてくれそうな期待感を出しているんですよね。

真ん中の画像は”図書室”ですが、椅子が二つ。知り合い同士じゃないと座れない…。この扉を開けた時に見える雰囲気は好き。右側の画像は館長室。なんだかここもワクワクしたんだよなあ。光が差し込む部屋って、それだけで温かみを感じるし、ホッとする空間になりますよね。

まとめ

青森県重宝となっている【旧弘前市立図書館】は明治の時代を感じれる洋風建築です。同じ敷地内には【旧東奥義塾外人教師館】、その隣には明治期から大正期に弘前市に実在した建物のミニチュアが複数外に展示されています。こちらは建物をいろんな角度から眺めることができ、すごく楽しかったのでぜひ一緒にどうぞ。

旧弘前市立図書館MAP

旧弘前市立図書館

  • 入館料 :無料
  • 開館時間:午前9時~午後5時
  • 休館日 :12月29日~1月3日

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