
風見鶏の館はドイツ人貿易商をしていたゴットフリート・トーマス氏が住宅として建てた西洋館です。
風見鶏の館は神戸市を見渡すことのできる丘にありますが、その手前にある「北野町広場」からも良い眺めです。広場は円状になっており、半円程階段になっていてとてもオシャレ。その広場と風見鶏の家はどちらも西洋な雰囲気を醸し出していて広い範囲で素敵なスポットになっています。
ポーチから期待の高まる建物です。階段を上がった先がポーチなのでちょっと1階が高いところにあります。ここは地上が2階(1部3階)、地下1階建てです。
玄関入って右側(ホールに入り口があります)にはいきなり書斎があります。
とってもいい雰囲気の書斎。半分しきりになっていて窓辺にソファが置かれているこの感じ、良くないですか。もともと狭い空間好きなので、ここなら癒されそうです。
玄関左側(こちらも入り口はホール)には応接間があります。
![]() |
![]() |
現在の展示は女性らしさも感じられる温かみのあるお部屋ですが、昔の応接間の写真を見るとシンプルな家具や観葉植物などが置かれておりオシャレで応接間らしいお部屋でした。
居間や食堂は広いです。ちなみにこの暖炉から右側スペースには子供部屋があります。
子供部屋と言ってもベッドがあったりとかそういった場所ではないんですよね。ミシンが机に付いているタイプのものだったり、大きな楕円の鏡のドレッサーだったり、どことなく小さな子供、ではなくお年頃のお嬢様な雰囲気のものばかり置いてあります。ところでミシンってお嬢様は使ったのかなあ?ちなみに娘さんの幼少期の写真を見ましたが超絶美少女です。
上の画像の右側の備え付けと思われる戸棚は重厚で高級感があり、存在感抜群ですね~。テーブルとイスもそれに合わせて重厚感がありとても威厳のある食堂になってます。ちなみに、この戸棚、氷を入れワインなどを冷やしていたそうです。内側には鉄板が張られており、冷えやすく工夫されています。
また、キッチンは当時地下にあったそうで、リフトで料理を運び上げていたとか。ということは、使用人のお部屋も地下なのでしょうね。想像が膨らむ食堂です。とってもロマンあふれる造りだわ、と思いました。
手前にはグランドピアノ、奥にはソファ。演奏を聴きながら、ゆったりできる場所があるなんてとても贅沢~。
この個室っぽくなっているスペースというのがまたリラックスできて良いです。風見鶏の館は広い場所と狭い場所の差が結構ありますね~。
朝食の間は2階にあります。とてもシンプルで朝に相応しい感じがしますね。しかし、地下1階にキッチンがあったことを考えると2階は実質3階になるわけで、支度が大変そうだなあとかふと使用人の立場で考えてしまった…。どこの洋館見てても何故だか使用人目線で見てしまうタイミングがあるのは、一般庶民だからなのかなあ。
2階の廊下には風見鶏が置いてあります。撮影すると小さ目に見えるけど、実際は意外と大きいです。
風見鶏の館は、1階のホールからそれぞれの部屋を眺めるのも楽しいです。玄関からホールに入った時、見る場所がたくさんでワクワク感があります。
2階ではお土産などを販売しているショップがありました。
風見鶏の館MAP
【風見鶏の館】
- 入館料 :¥500
- 営業時間:9時~18時(入館17時45分まで)
- 定休日 :6月・2月の第1火(祝日の場合翌日休み)
★お得!2館券(萌黄の館・風見鶏の館)¥650