
さくらで有名な弘前城のある”弘前”は、武家住宅や商家など和風建築から教会や銀行、図書館など洋風建築まで様々な様式の建物が今も残り、見学することができます。
『弘前』は歴史的建造物を観光するだけでなく、歴史的建造物を使った喫茶・カフェなどもあり建物を見ながら飲食を楽しむことができるので建築尽くしの旅行を楽しめます。
『趣のある建物』というガイドマップを弘前で無料で配布しています。”弘前”にある歴史的建造物が複数のモデルコースで紹介されているのでとてもわかりやすく、効率よくたくさん回るのに役立ちました。
弘前市のサイトからも『趣のある建物』散策ガイドマップのファイルをダウンロードすることができます。
散策ガイドのモデルコースの順番で、少しご紹介。※道のりで省略している部分があるので、詳細は『趣のある建物』散策ガイドマップをご覧ください。
弘前駅・土手町界隈
≫所要時間約1時間17分
\JR弘前駅中央口スタート/
- 保村打刃物製作所
- 小野金商店
- 一戸時計店
- 開雲堂
- 名曲&珈琲ひまわり
- 三上ビル(旧弘前無尽社屋)
- 田中屋
- 高砂そば
- 小堀旅館
/中土手町バス停ゴール\
⑦から⑧の間に、青森銀行記念館(旧第五十九銀行本店本館)
⑨の先の道のりで、重要文化財の『最勝院五重塔』、日本聖公会弘前昇天教会をみることができます。
弘前公園界隈
≫所要時間約1時間20分
\文化センター前バス停スタート/
- カトリック弘前教会
- 翠明荘(旧高谷家別邸)
- 石場旅館
- 竹田家住宅
- 津軽藩ねぷた村(蔵)
- 川﨑染工場
- 山口製畳所
- 旧弘前消防団西地区団第四分団消防屯所
/陸奥新報前バス停ゴール\
③石場旅館の隣に、日本キリスト教団弘前教会
⑥から⑦の間に石場家住宅、旧伊東家(仲町伝統的建造物群保存地区)、⑧の先の道のりで弘前城天守をみることができます。この石場旅館は今の時期だからか新規申し込みできないようですが、まだ旅館として使用されているんですね!
弘前公園界隈は、散策モデルコースを外れても思いがけず素敵な建物や喫茶店などに出会うので一番テンションの上がる区域でした。
市役所・禅林街界隈
≫所要時間約1時間18分
\市役所前バス停スタート/
- 旧第八師団長官舎(スターバックスコーヒー弘前公園前)
- 旧藤田家別邸
- 酒舗 成豊
- 茂森会館消防西第一分団
- 下山家住宅
- 田澤刃物製作所(清水一國)
- 加藤坂(通称)
- 加藤味噌醤油醸造元
- 旧町田家住宅
- 木村家住宅
- 大阪屋
- つぼた文庫(御料理 なる海)
/大学病院前バス停ゴール\
旧第八師団長官舎は『スターバックスコーヒー弘前公園前』、旧藤田家別邸は『大正浪漫喫茶室』という喫茶・カフェとして使用されています。
松森・富田町界隈
所要時間約54分
\上土手町バス停スタート/
- よしや質屋
- 黒沼質屋
- 千葉家住宅
- 有限会社 高木靜一商店
- 弘前銘醸煉瓦倉庫
- 旧制弘前高等学校外人教師館
/中央弘前駅ゴール\
④と⑤の間には太宰治 まなびの家や、旧弘前偕行社(弘前厚生学院記念館)があります。旧制弘前高等学校外人教師館は、現在『弘大カフェ』として地元のコーヒー店『成田専蔵珈琲店』のコーヒーを飲むことのできるカフェとして運営しています。
まとめ
弘前は歩きや自転車の範囲でもかなりの歴史的建造物の見れる街です。散策モデルコースでは駅やバス停がスタート・ゴールに設定されているのでこの通りに見て回るにはバスを使用するのがいいかなと思いますが、”『趣のある建物』散策ガイドマップ”はマップがわかりやすいのでそれを見ながら建物が集まっているところを中心に歩いたり自転車を使うのがいいかなと思います。
個人的には自転車があればよかったなと思っているので、一日にたくさん見て回りたいという方はぜひ弘前市内で”サイクルネット(観光用有料貸自転車)”を使われることをオススメします。
簡単な受付票の記入で利用でき、貸出・返却ステーションが異なっても大丈夫です。当日17時までの返却になります。
(電動自転車の貸出・返却は『弘前市立観光館』か『弘前市観光案内所』のみ)
機関によって日程が変わりますので詳しくは『弘前市立観光館』でご確認ください。”INDEX”の”提供サービス”で貸自転車等のサービスについて記載されています。傘の貸出や長靴の貸出などもしています。長靴は冬季のみだそうですが、東北らしいサービスですね。