
【弘前城】のある弘前公園を抜ける北門(亀甲門)から信号を渡りそのまままっすぐ進むとそこは”弘前市仲町伝統的建造物群保存地区”になります。その範囲は広く、高い建物がないのでわざわざ高い場所へ行かなくても普通に歩いていれば遠くの山が見えるほど。
その中の武家住宅4棟が一般公開しています。
4棟の武家住宅公開の開館日時
- 開館時間:午前10時~午後4時
- 入館料 :無料
休館日 | 7月~10月 | 12月~3月 |
旧伊東家住宅 | 火・金・8/13 | 月~金・12/29~1/3 |
旧梅田家住宅 | 火・金・8/13 | 前日 |
旧笹森家住宅 | 月・木・8/13 | 月~金・12/29~1/3 |
旧岩田家住宅 | 月・木・8/13 | 月~金・12/29~1/3 |
4月~6月は無休、11月は月~金がお休み。時期によってだいぶ違いがあるので要注意です。
また、ねぷたまつり・菊と紅葉まつり・雪燈籠まつりの期間は開館します。
旧弘前藩諸士住宅(旧笹森家住宅)
亀甲門から進むと一番近い場所に位置するのが”旧笹森家住宅”。弘前市仲町伝統的建造物群保存地区の中で最も古い建物。シンプルな造りの外観・内観。
中・下級の武家住宅。重要文化財です。
旧伊東家住宅
”旧笹森家住宅”から次に近い場所に位置するのは”旧伊東家住宅”。三部屋の畳がすべて同じ正方形の形をしていて気持ちいいですね。欄間もシンプルながらデザインされてる。そして階段!中二階に一室あるそうです。中級の武家住宅。伊東家は代々藩医を務めたそうです。青森県重宝。
旧梅田家住宅
”旧梅田家住宅”の後ろ側に続いてあるのが”旧梅田家住宅”。茅葺屋根でシンプルな佇まい。天井を見ると屋根を支える骨組みがしっかりみえます。シンプルな平屋なのかと思いきや、奥の部屋に二階へ続く階段が。予想だにしない展開に俄然興奮しました。
旧岩田家住宅
”旧笹森家住宅””旧伊東家住宅””旧梅田家住宅”とは真逆で、少し離れた場所に位置する”旧岩田家住宅”。使用人の部屋などを増築したとだけあり、広めです。中級の武家住宅だそうですが、品のある屋内でした。青森県重宝です。
まとめ
この区域内でそれぞれ造りの異なった武家住宅をみることができ、面白いです。また、武家住宅ごとに係りの方がいらっしゃるので、気になることやポイントを教えてもらえます。聞きながら建物を眺めると、自分の知識だけで普通にみるのとまた違った面白味を感じるので、話すのが嫌いでなければぜひ係りの方ともお話してみてください。
弘前市仲町伝統的建造物群保存地区と亀甲門の間にある【石場家住宅】という商家は”旧笹森家住宅”から5分弱の場所にあります。屋内が¥100で見学することのできる重要文化財で雪国らしさを感じる造りになっているのでオススメです。こちらは不定休になります。