深川江戸資料館

アサリを使ったご飯”深川めし”で有名な地域にある『深川江戸資料館』は、江戸時代末期の深川佐賀町の町並み再現して展示しています。

こちらは屋内ではなく、室内での展示。ということは、町並みは一部かな~と思いきや、地下1階から地上の2階までを吹き抜けにして造られた本格的な町並みです。

長屋や問屋、水茶屋、船宿など所狭しと並ばれており、それらは年齢や職業、家族構成など事細かに設定され、家具などもそれに合わせたものを置いているという徹底ぶり。そのため、建物の中もどこか誰かのお宅を見せていただいている感じがあったりリアルです。

江戸時代の深川へ

江戸の町並み

深川江戸資料館

屋内にギュッと詰め込まれた江戸時代の町並み。長屋で使用する井戸、その手前には見切れてしまいましたが小さめな祠のお稲荷さんがあります。

深川江戸資料館

奥は川辺になっていてその近くには”火の見櫓”が建っています。よく見ると長屋の屋根には猫がいます。下向いているけど、もしかして長屋でお魚焼いていたり?いい匂いでもするのかな~?

江戸の夜の町並み

ちょっと出た小道が最高に雰囲気あります。江戸時代、夜道を歩いてたらこんな感じだったんだろうな~と想像が膨らむ膨らむ。

江戸の夜

住居の縁側部分。こちらも精巧に造られてます。本当に住んでいるお宅を覗いているかのような気持ちになります。よく見ると、ん?何か飾ってある…?

江戸 お月見

お月見団子だ~!深川江戸資料館を訪れたのが10月だったのですが、こういった季節ものも展示してくれるのですね~。季節ごとのイベントも江戸時代の形で見れるのは嬉しい限りです。

当時のお店

深川江戸資料館町並み

左側は大店肥料問屋「多田屋」。右には八百屋「八百新」。

この大店の「多田屋」さんは干鰯や〆粕、魚油という魚を使った肥料を扱う問屋さんだそう。この肥料や、米問屋、木場材木問屋が深川の大店として代表的なお店だそうです。

大店肥料問屋と土蔵

この肥料問屋の隣にある土蔵はこのお店のものだそう。さすが大店。

江戸時代の八百屋

八百屋さんには大根やニンジン、キノコ類、葉物や漬物などいろいろなものが並んでいます。それぞれしっかり作られていて面白い。大根がめちゃ細いですが江戸時代はこんなだったそうです。今の時代に「大根足」と言われたら激おこぷんぷん丸ですけど、当時は白くて細い足を褒める時に使う言葉だったらしく驚き。真逆の意味として使われているものの、大根を足として見立てることは変わらないんですね~。それだけ大根は今も昔も重宝されているということですかね。

江戸時代米問屋

舂米屋「上総屋」さん。春ではなく、”舂(つく)”という文字。これは、米問屋屋さんからお米を仕入れて精米して売るお店だそうです。これ以前は杵と臼を持ち市中歩き回り、声をかけられると精米する”米舂き屋”さんが居たそうですが、それがお店の形に。また、その精米方法は”唐臼”というものを使用するそう。

船宿

船宿「升田屋」と「相模屋」こちらでは堅実的なイメージで「升田屋」さん、派手なイメージで「相模屋」さんが建てられているそう。

船宿って一見宿泊施設かと思いますが、どちらかというと休んだり食事したりということに使用されるお店。この時代、交通手段に船を使うことが多く元々はそういった方をターゲットにしていたようです。

猪牙船

水上タクシーの「猪牙船」。船の先端部分が補足尖った形をした小舟。この近くに船宿が建ってます。背景が青っぽいですが、これは時間ごとに違う色をしていて赤っぽい色の時もありました。

水茶屋・床店

猪牙船や火の見櫓の近くの広場には、水茶屋と床店があります。この天麩羅のお店が床店。今でいう屋台ですね。

水茶屋・床店

結構広めの広場。ここは”火除け地”と言い、火事が起こった際火が燃え移るのを防ぐために作られた場所だそうです。右に天麩羅の屋台、左に水茶屋。水茶屋といえば、時代劇で旅しているときに立ち寄って三色団子を食べているイメージ。

水茶屋

水茶屋さんのところに何かあると思いきや、お茶のセット!え、なにこれすごい!と興奮。この辺の使用方法、解説の方に聞けばよかったな~とちょっと後悔。

当時の屋内の様子

木挽職人

当時の庶民が住む家は長屋だったわけですが、ここでは5家族のお宅を拝見することができます。この上の画像は「木場の木挽職人」大吉さんのお宅。奥さんと二人暮らし。生活用品の他に仕事道具が置かれています。

同じ建物でも見た場所の反対側からも見ることができるところがあって、また違った表情をみせてくれるから楽しい。細かな設定と、それに沿った生活用品や仕事道具などが良い仕事をしています。

まとめ

江戸時代の深川で実際にあったであろうお店や庶民の暮らしを想定し、再現された深川江戸資料館は、本当に一つの町があるような雰囲気があり、江戸時代へタイムスリップしたかのような気持ちにさせてくれます。室内なので雨の日でも心ゆくまで楽しめるのもポイント高い!

江戸時代の庶民の生活に興味のある方にはぜひオススメです。

深川江戸資料館MAP

深川江戸資料館

  • 観覧料 :高校生以上¥400/小中学生¥50
  • 開館時間:9時30分~17時(入館は16時30分まで)
  • 休館日 :第2・4月曜(祝日の場合開館)/年末年始

※江東区にある歴史文化施設の「深川江戸資料館」「中川船番所資料館」「芭蕉記念館」の3館を回るなら『三館共通入館券』があり、料金は高校生以上は¥500、小中学生は¥100になります。

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