
JR神戸三宮駅から徒歩20分弱に位置する英国館、洋館長屋、ベンの家は隣接した建物であり、それぞれ違ったコンセプトの展示をしています。
今回はそのうちの洋館長屋・ベンの家をご紹介します~。
洋館長屋
元外国人アパートだった「洋館長屋」は左右対称の2軒の建物。仏蘭西館とも呼ばれています。明治41年に建てられました。これは2世帯が住める造りになっているのだそうですが、それでもアパートって呼ぶんですね~。館内では現在フランス美術を中心に展示しています。
隣の英国館とは違った上品さのある館内です。調度品は気品あふれるものばかり。
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アールヌーボーの巨匠エミール・ガレやドーム兄弟などの作品など素晴らしい調度品ばかりで、総額いかほどだろうかと思わず思ってしまいました。
ルイヴィトンの船旅用のアンティークなトランクも飾られています。
中にはハンガーが複数あったり現在と違う造りではあるものの、やっぱりシャレオツ。当初からデザイン性抜群ですね。
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仏蘭西の調度品って、ゴージャスなんだけどシンプルな感じがします。
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可愛らしいお部屋もあります。
ベンの家
明治末期頃建てられた旧フェレ邸。現在は「ベンの家」として館内でたくさんの剥製を展示しています。
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全ての部屋と言っていいほど館内中剥製があります。シロクマやトナカイなど見知った顔ぶれもありますが、知らない動物が多い。
また、白オオカミやアメリカバイソンなど現在ではなかなかみれない珍しい動物などもいます。
白オオカミ…カッコ可愛い…。
階段にも剥製があったり。
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本当にいたるところに動物がいます。動物だけでなく、不思議な生き物の展示をたくさんしています。
とても貴重な展示ですが、建物を見学という点では洋館長屋の方が見どころあるかな。
まとめ
英国館、洋館長屋、ベンの家は3軒連続して並んでいるため一緒に見る方がほとんどだと思います。
一緒に見ることで余計にそれぞれの違いを感じられます。
イギリスの気分を味わいたいなら「英国館」、フランスの気分を味わいたいなら「洋館長屋」、今では見れない珍しい生き物などをみたけば「ベンの家」です。個人的には英国館の建物は見どころ満載なので、オススメです。そちらについても掲載しているので興味のある方はぜひご覧ください。
洋館長屋・ベンの家MAP
- 入館料 :¥550
- 営業時間:(4月~9月)9時30分~18時/(10月~3月)9時30分~17時
- 定休日 :年中無休
どちらも上記の入館料、営業時間、定休日になります。
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