ベーリック・ホール

イギリスの貿易商バートラム・ロバート・ベリックの邸宅として建てられた【ベーリック・ホール】は、南欧風の造りで明るく華やかな印象です。地上2階、地下1階の建物です。

バートラム・ロバート・ベリックはすでに貿易商を営んでいた親族から「ベリックブラザー商会」を継ぐため来日し、順調に事業を拡大していったそうです。

アーチ型に囲ったライオンの壁泉がゴージャス。「パームルーム」と呼ばれるサンルームのような部屋にもこのライオンの壁泉があります。

ベーリック・ホール獅子頭の壁泉

玄関の扉はアーチ型で、アイアンワーク。鉄で模様を形成していて間からは光が差し込みます。下の画像だとアーチの上部しか見えませんが、扉として開閉できる部分も同じ造りです。とっても特徴的な扉ですね~。

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南欧っぽさが出てるよね~

ベーリック・ホール玄関

横に長い「リビングルーム」。アーチ型の3つの扉の先は「パームルーム」です。リビングルームとパームルームは見学されている方もちょいちょいいらっしゃって、あとでもう一回撮りに来ようと思ったのに撮らずに帰ってしまったのでこの角度しかありませんでした…。パームルームがあることで開放的な感じがありますよね~。パーティでも始まりそうな雰囲気の内観に心躍った記憶があります。とにかく良い印象があるお部屋でした。

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しかし私の想定している”リビングルーム”ではないな…

ベーリック・ホールリビングルーム

「ダイニングルーム」は少し、和風な感じもありました。「リビングルーム」と同じく化粧梁の天井。壁も天井の化粧梁に合わせたようなラインが入っていて、アクセントになっていますね。これが和っぽいんだよな~。

ベーリック・ホールダイニングルーム3

特にこの右側の壁。

ベーリック・ホールダイニングルーム

玄関扉と同じく素敵な装飾の階段。

ベーリック・ホール階段

主人の寝室だった部屋。現在は書斎として復元されています。写真が飾られてあったりしてリアルにこんな書斎が使用されていたのではないかと思ってしまいますね。

ベーリック・ホール主人寝室

真ん中にどかんと机が置いてあります。この真ん中に机が置いてあるパターンよく見かけますけど、私ならそわそわしちゃって集中できないな…隅行きたい…っていつも思うんですよね。自分で切り開いていけるような人たちとは考え方が違うんだろうなあ。

ベーリック・ホール主人寝室3 ベーリック・ホール主人寝室2

そのお隣、「婦人寝室」。”クワットレフォイル”という四つ葉の形状をした窓があります。これは「令息寝室」や「客用寝室」にもみられました。

ベーリック・ホール婦人寝室

奥に見えるのが「サンポーチ」。見えませんが、下の画像左側にはウォークインクローゼットがあります。サンポーチを含め奥さんのお部屋は広く、女性に合わせた造りですね。愛妻家だったのか、かかあ天下だったのか…。

ベーリック・ホール婦人寝室2

サンポーチも一人でゆっくりするのにうってつけの空間です。

ベーリック・ホールサンポーチ

 

フレスコ技法を使った壁の「令息寝室」。”フレスコ”とはイタリア語で「新鮮な」という意味で、フレスコ技法は下地の漆喰が乾かないうちに塗っていくため、やり直しの効かず高度な技術力が必要な方法だそうです。

ベーリック・ホール令息寝室

この「令息寝室」完成時、息子さんは20歳だったそうですが、山手西洋館で唯一子供用として設計された部屋のため、ちいさな男の子の部屋として復元されています。

ベーリック・ホール令息寝室

幼稚園で見かけるような棚まであります。棚を見るとガッツリ子供部屋。ベッド周辺だけ見ると高学年な女の子のお部屋に見えます。

「客用寝室」もまた青い壁。上品で落ち着いた部屋です。私も宿泊させてほしい…。

ベーリック・ホール客用寝室

各部屋にはそれぞれ違った浴室が付いています。緑の浴室は夫妻用。全体的に白でシンプルなのが息子さん用。写真はありませんが、お客様用は青いタイルの貼られた浴室で、とても素敵です。そのタイルの青さもキレイで、ぜひ実際見て欲しい場所です~。

ベーリック・ホールバスルーム2 ベーリック・ホールバスルーム

 

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それぞれの部屋にお風呂付きって、まるでホテルみたい

まとめ

ベーリック・ホールは華やかでオシャレな豪邸でした。住宅というよりはどこか別荘に来たような雰囲気があります。ベリックさんは夫婦と息子3人家族だったそうですが、この広い住宅を3人で過ごすように造られているのはとても贅沢ですよね~。貿易商としていかに成功を収めたのかが窺えます。今でさえ海外で商売をすることは大変だろうに、この時代に日本まで来て商売を成功させるなんて相当の心の強さがないとできないことじゃないかなあと思います。それを支える奥さんだって並大抵の覚悟じゃなかっただろうし、ほんと、この時代海外で仕事をしてた方ってすごいですね。

ベーリック・ホールMAP

ベーリック・ホール

  • 見学料 :無料
  • 開館時間:9時30分~17時
  • 休館日 :第2水曜(休日の場合は翌日休み)/年末年始

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